〒177-0035 東京都練馬区南田中3丁目7-27

文責:サマンサクリニック 院長 貞政 裕子

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ヒアルロン酸注入の腫れ・内出血、仕事や家族写真への影響と施術時期

ヒアルロン酸注入の腫れ・内出血、仕事や家族写真への影響と施術時期

撮影日と出勤日、その間に何日あるか


来月の家族写真に向けて、ほうれい線へのヒアルロン酸注入を考えている方から「何日前なら写真に写りませんか」と聞かれることがあります。腫れや内出血の出方は、注入部位や体質によって変わります。そのため、何日あれば大丈夫と一律に答えることはできません。


この記事では、一般的な経過と個人差、すぐ連絡したい変化、施術前に医師へ伝えたい予定や服薬をまとめました。撮影日や勤務の予定を医師に伝え、そこから逆算して施術日を相談しましょう。 練馬区で相談先を探すときの確認項目も載せています。


この記事の要点まとめ


  • 腫れや内出血の程度・期間は注入部位や体質で異なり、内出血は1〜2週間ほどで薄れることがあります。
  • 撮影日や勤務、服薬歴を医師に伝え、予定から施術時期や術後のケアを相談しましょう。
  • 痛みが強まる、皮膚の色が変わる、視覚異常がある場合は、施術先へ速やかに連絡し受診を検討します。

目次



ヒアルロン酸注入後の腫れ・内出血はどのように変わる?

ヒアルロン酸注入後の腫れ・内出血はどのように変わる?

ヒアルロン酸注射のあとに起こりうる変化として、腫れ、赤み、痛み、内出血がよく挙げられます。質の高い研究を集めた報告では、これらの多くは軽度から中等度で、一時的なものとされています1。ここで紹介する日数は目安です。誰もが同じ経過をたどるとは限りません。


腫れ・赤み・内出血の経過と、長引くときの相談目安


腫れや赤みは、施術当日から数日のあいだに目立ちやすい症状です。内出血は、翌日以降に色が濃く見えてくることもあります。色は紫から黄色へ変わりながら、1〜2週間ほどで薄くなっていくと説明されることが多いものの、範囲や濃さには個人差があります。


次のような場合は、そのまま様子を見続けず、施術先へ相談してください。


  • 日がたっても軽くならない
  • いったん落ち着いたあと、また腫れてきた
  • 熱っぽさや、触ると痛むしこりがある

ほうれい線・目の下・唇で見え方が違う理由


目の下は皮膚が薄いため、内出血の色が透けて見えやすい部位です。目の下への注入については、針とカニューレ(先端が丸く細い管)で内出血やむくみの頻度を比べた解析があります2。ただし、この結果はほうれい線や唇にはそのまま当てはまりません。唇はむくみが出やすい部位です。人と向き合ったときに見えやすい場所、たとえば鼻や顎も含めて、どのくらいで落ち着くかを施術前に医師へ確認しておきましょう。


効果が続く期間と、腫れが引くまでの期間は別


ヒアルロン酸がどのくらい持続するかについては、12か月以上の経過を追った研究がまとめられています3。ただし、これは仕上がりが保たれる期間の話です。腫れや内出血がいつ引くかを示すものではありません。採血のあとにあざが長引いた経験がある方は、そのことも医師に伝えてください。そのうえで、ご自身の場合の見通しを確認しましょう。


強い痛みや色の変化が出たら、予定より受診を優先

強い痛みや色の変化が出たら、予定より受診を優先

腫れの多くは様子を見てよい範囲です。ただし頻度は低いものの、注入物が血管に影響して血流が妨げられる例も報告されています1。次のような変化があれば、メイクで隠したり翌日まで待ったりせず、すぐに連絡してください。


増していく痛み・白色や紫色の皮膚は施術先へすぐ連絡


  • 時間がたつにつれて強くなる痛み
  • 注入した部分やその周りが白っぽい、または紫色になる
  • 赤みが網目状やまだら状に色が変わる

どれも早めに医師の診察を受けたい変化です。施術先に連絡がつかない時間帯にどこを受診すればよいかは、施術前に必ず聞いておきましょう。


見えにくさなど視覚の異常は救急の対応を求める


視力が落ちる、視野が欠ける、ものが二重に見える。こうした症状はごくまれですが、一刻も早い対応が必要です1。施術先に連絡すると同時に、折り返しを待たずに救急要請も検討してください。症状が始まった時刻と注入した部位を伝えると、状況が伝わりやすくなります。


腫れが引かないとき、診察で何を確かめる?


受診するときは、施術日、注入した部位、経過の写真、痛みや熱っぽさの有無を伝えます。写真は毎日同じ明るさで撮っておくと比べやすくなります。医師はこれらの情報と診察の結果から、検査や処置が必要かどうかを判断します。気になっても、患部を強く押したりもんだりしないでください。


家族写真と仕事から逆算する、施術日の決め方


腫れや内出血の引き方には個人差があります。そのため「何日前なら大丈夫」とは言い切れません。予定を書き出して、医師と一緒に施術日を決めるのが現実的です。


写真の直前や休めない勤務日の前は避けるべき?


相談するときは、撮影日、来客対応が続く日、再診に行ける日をカレンダーで見せると話が早く進みます。目の下のように内出血が目立ちやすい部位もあるため2、どのくらい日程に余裕をみるかは部位によって変わります。撮影日を動かせず余裕が取れない場合は、撮影が終わってから施術するという選び方もあります。


冷やし方・洗顔・メイクは施術前にどこまで聞く?


冷やす場合は、保冷剤を清潔なガーゼやタオルで包み、少しずつ時間を区切って当てる方法が一般的です。強く押し当てると、注入した部分の形に影響することがあります。軽く当てる程度にとどめてください。洗顔やメイクをいつから再開できるかは、注入部位や針穴の状態によって変わります。施術当日のうちに医師に確認しておきましょう。


運動・飲酒と、薬やサプリメントの申告


激しい運動、飲酒、長風呂やサウナは血行を良くするため、腫れや内出血に影響することがあります。いつから再開してよいかは事前に確認してください。血液をサラサラにする薬、魚油などのサプリメント、持病、これまでの注入歴、あざが長引いた経験も、施術前に伝えておきたい情報です。処方薬は自己判断でやめないでください。処方した医師と相談したうえで決めます。


練馬区で相談先を探すなら、施術後の連絡方法まで確認


仕事と育児の合間に再診できるかを確認する


練馬区にお住まいで平日に休みを取りにくい方は、施術日そのものより、異変を感じた日に受診できるかどうかを考えておくと決めやすくなります。所沢市や和光市まで候補を広げる場合も、職場や自宅、お子様の学校からの移動時間、診療日、症状が出たときの連絡方法をあわせて確認しておきましょう。近さだけでなく、施術後に実際に相談しに行けるかを判断材料にしてください。


施術前の診察で、体調と肌の状態をどう伝える?


注入する予定の部位にニキビやカミソリ負けがある場合は、申告してください。乾癬や帯状疱疹など、治療中の皮膚の病気がある場合も同じです。肌に炎症があると、施術を延期することもあります。過去のあざ、注入歴、服薬もあわせて伝え、注入できるかどうかや時期は診察で判断してもらいましょう。施術前の肌を写真や肌画像解析装置(VISIA evolutionなど)で記録しておくと、あとで経過を比べるときに役立ちます。


サマンサクリニックへ問い合わせる際の確認項目


  • ほうれい線への注入施術を行っているか
  • 施術後に症状が出たときの連絡先と、診察までの流れ
  • 診療時間外や緊急時の案内

当院では、院長の学会出席や注入治療の研修に合わせて、保険診療が休診や代診になる日があります。その際はホームページのお知らせでご案内していますので、再診の予定を立てるときにご確認ください。


ヒアルロン酸注入は自由診療(公的医療保険の適用外)です。ほうれい線への注入は、細い針などで皮膚の下にヒアルロン酸を入れる施術で、通常は1回の施術で行います。使う量は両側で1〜2mL程度が目安とされることが多いものの、しわの深さや製剤によって変わります。仕上がりの持続には個人差があり、状態に応じて数か月から1年程度の間隔で追加の注入を検討することがあります。費用の一般的な相場は、製剤1mLあたり4万〜12万円程度で、別に診察料や麻酔代、カニューレ代がかかる場合があります。これは一般的な相場であり、当院の費用ではありません。実際の費用は医療機関によって異なり、当院の費用は診察のうえでご案内します。


主なリスク・副作用として、腫れ、赤み、痛み、内出血、しこり、左右差、表面のでこぼこ、感染が挙げられます。頻度はかなり低いものの、注入物で血管がふさがることによる皮膚のただれや、視力の低下などの視覚障害が起こることもあります1。問い合わせで回答を受けたら、撮影日と勤務の予定を伝えたうえで受診を検討してください。


よくある質問


Q1. 内出血が出たら、メイクで隠してもよいですか?


A. 針穴がふさがり、医師から許可が出てからにしましょう。当日はNGです。紫色が残っている時期は、黄みやオレンジみのあるコンシーラーを薄く重ねると目立ちにくくなります。ただし、白っぽさやまだらな色の変化、強くなる痛みがある場合は、隠さずに施術先へ連絡してください。


Q2. 冷やしておけば内出血は出ませんか?


A. 冷やすのは腫れや内出血をやわらげる方法の一つとして案内されることがありますが、内出血を確実に防げるわけではありません。冷やし方や時間は、施術先の指示に従ってください。


Q3. 内出血の跡が茶色っぽく残った場合、皮膚科で相談できますか?


A. 様子を見ることが基本になる場合が多いですが、色が長く残って気になるときは皮膚科で相談できます。肌の状態を診察したうえで、経過観察を続けるか、ほかの対応を検討するかを決めていきます。


Q4. 生理の前後に施術を受けても問題ありませんか?


A. 体調によって、あざができやすいと感じる時期がある方もいます。気になる場合は周期も含めて医師に伝え、施術日を相談しましょう。


Q5. カミソリ負けの薬を塗っている時期でも注入できますか?


A. 注入する部位に炎症があるかどうかで判断が変わります。使っている薬の名前と、症状が出ている範囲を診察時に伝えてください。施術できるかどうかや時期は、医師が判断します。


参考文献


1. Kyriazidis I, Spyropoulou GA, Zambacos G, et al. Adverse Events Associated with Hyaluronic Acid Filler Injection for Non-surgical Facial Aesthetics: A Systematic Review of High Level of Evidence Studies. Aesthetic Plastic Surgery. 2024. PMID: 37563436 / DOI: 10.1007/s00266-023-03465-1

2. Nikolis A, Enright KM, Berros P, et al. Safety of infraorbital hyaluronic acid injections: Outcomes of a meta-analysis on prospective clinical trials. Journal of Cosmetic Dermatology. 2023. PMID: 37424173 / DOI: 10.1111/jocd.15925

3. de Castro Costa M, Andrade CA, Dantas RVF, et al. Clinical Durability of Hyaluronic Acid-Based Dermal Fillers for Facial Application: A Systematic Review. Aesthetic Plastic Surgery. 2026. PMID: 41261256 / DOI: 10.1007/s00266-025-05435-1


貞政 裕子

医師


サマンサクリニック

院長

貞政 裕子

▶ 監修者プロフィール

経歴
1996年 川崎医科大学卒業
1996年 順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科研修医
1998年 研修修了後 順天堂大学医学部附属静岡病院 皮膚・アレルギー科
2006年 順天堂大学医学部附属練馬病院 皮膚・アレルギー科
2015年 サマンサクリニック 開設
資格・所属学会
日本皮膚科学会
日本美容皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本レーザー医学会
日本医真菌学会
日本臨床皮膚科医会
医学博士
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
グラスファイバー製爪矯正器具施術資格