一般皮膚科 GENERAL

水疱瘡

水疱瘡とは?

練馬区の皮膚科・美容皮膚科のサマンサクリニック院長の貞政です。 水痘(水疱瘡 みずぼすいほうそう)は、ウイルス感染症の一種で、主に乳幼児や小学生に発症する病気です。主な症状として、水ぶくれや発熱、全身倦怠感などが現れます。水ぶくれは、水に似た液体が満たされた小さな袋のようなもので、特に手足や口の周りに多く出現します。

主な症状

発熱、倦怠感、頭痛、食欲不振

水疱瘡の症状には、発熱、倦怠感、頭痛、食欲不振などの一般的な症状が現れます。また、特徴的な症状としては、水ぶくれやかゆみがあります。水ぶくれは、赤みを帯びた小さな膨らみで、中には透明な液体が入っています。水疱瘡は、感染力が非常に強いため、他の人にもうつしてしまうことがあります。

疾患の原因

水疱瘡ウイルス

水疱瘡の原因は、水疱瘡ウイルスというウイルスによる感染です。感染すると、潜伏期間を経て発症し、水ぶくれや発熱などの症状が現れます。水疱瘡ウイルスは、感染力が非常に強く、水疱瘡にかかった人の水ぶくれから、空気中に飛散したウイルスを吸い込んで感染することがあります。

治療方法

抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服

ヒスタミンの作用を抑制するために、抗ヒスタミン薬または抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬を用います。

抗ウイルス薬

水疱瘡は、ウイルス感染症であるため、一度発症してしまうと、完治するまで時間がかかります。治療法としては、抗ウイルス剤の内服が行われます。対症療法としてかゆみを和らげるための薬や、熱を下げるための薬が使われることがあります。また、水疱瘡がひどい場合には、抗ウイルス薬を使用することがあります。水疱瘡の治療には、早期の発見と治療が重要です。おおよそ1週間程度ですべての発疹がかさぶたとなり、回復します。

日常の注意点

自宅で安静に

学校や職場などでの出席は避け、自宅で安静に過ごすことが望ましいです。また、水疱瘡の水ぶくれをかいたり、触ったりすると、ウイルスが拡散してしまうため、手洗いやうがいをこまめに行い、水ぶくれに触れないように注意することが必要です。また、感染力が強いため、患者自身がほかの方へ感染を広げてしまわないよう、密閉した空間や多人数が集まる場所には出かけないようにしましょう。水疱瘡にかかった場合は、病状に応じた適切な治療を行い、周囲に迷惑をかけないように注意することが大切です。ただし、水痘のワクチンをしていて免疫がある方や水疱瘡にかかったことがある方へは感染しません。