一般皮膚科 GENERAL

円形脱毛症

円形脱毛症とは?

練馬区の皮膚科・美容皮膚科のサマンサクリニック院長の貞政です。 円形脱毛症は、頭に丸く脱毛した部位ができます。1つのこともあれば、複数できることもあります。前兆としてその部位がちりちりしたりすることがあります。たくさん出来た場合は繋がってより大きな脱毛となることがあります。特定の頭皮部位に発症するため、周囲とはっきりとした境界線を持ちます。初期症状としては、円形の脱毛部位が出現し、一時的に脱毛が進行していきます。後期症状としては、脱毛部位に炎症が生じ、赤い発疹、膿の出る部位が発生することもあります。また、多くの場合、脱毛部位の周囲にも新しい円形脱毛症部位が出現することがあります。 また、眉毛や脇毛など髪の毛以外の体毛も円形に抜けることがあります。

こんな場合はご相談ください

  • 頭頂部が円形に毛が抜けてしまっている
  • 抜けた箇所の皮膚に炎症が起きている

主な症状

円形の脱毛

円形脱毛症は、特定の頭皮部位に発症するため、周囲とはっきりとした境界線を持ちます。初期症状としては、円形の脱毛部位が出現し、一時的に脱毛が進行していきます。後期症状としては、脱毛部位に細くて短い軟毛が生えてきます。に炎症が生じ、赤い発疹、膿の出る部位が発生することもあります。また、多くの場合、脱毛部位の周囲にも新しい円形脱毛症部位が出現することがあります。

疾患の原因

自己免疫反応説や遺伝子要因説、ストレス

円形脱毛症の原因には、自己免疫反応説や遺伝子要因説、ストレスなど様々な説がありますが、正確な原因はまだ完全に解明されていません。自己免疫反応説では、免疫細胞が誤って毛根を攻撃してしまうことが原因とされています。また、遺伝子要因説では、家族に円形脱毛症の人がいる場合にはほかの方よりも発症しやすいとされています。脱毛班が1つだけの場合はストレスも関与すると言われています。ストレス説では、ストレスが円形脱毛症のトリガーとなることがあるとされていますが、ストレスだけが原因ではありません。

治療方法

薬物療法と外科的手術療法

円形脱毛症の治療方法には、薬物療法と外科的手術療法があります。 薬物療法としては、ステロイド剤の局所的な使用外用や懸濁液の注射や、免疫調節剤、トフェシチニブなどの薬剤の経口投与が行われます。これらの薬物は、炎症を抑え、自己免疫反応を抑制することで、脱毛を防止する効果があります。 外科的手術療法としては、患部を切除する方法や、患部に自毛移植を行う方法があります。自毛移植は、後頭部などから取った健康な毛根を患部に移植することで、脱毛部位に毛髪を再生させることができます。手術療法は、薬物療法に反応しなかった場合や、大きな脱毛部位がある場合に適用されることがあります。 どの治療方法が適切かは、病状や患者の希望などによって異なります。治療を受ける前には、皮膚科医と十分な相談をすることが大切です。

日常の注意点

健康的な生活

円形脱毛症の日常における注意点としては、ストレスを避けることが重要です。ストレスは症状を悪化させる可能性がありますので、リラックスすることや趣味を楽しむことが大切です。また、良質な睡眠やバランスの良い食生活も大切です。円形脱毛症になっているということを隠したがる傾向があるかもしれませんが、家族や友人とのコミュニケーションを大切にしましょう。専門医の指示に従い治療を受け、正しいケアをすることも、回復に必要なことです。