乾癬
尋常性乾癬とは？
練馬区の皮膚科・美容皮膚科のサマンサクリニック院長の貞政です。 乾癬とは、全身の様々な場所に、皮膚が赤く盛り上がったり、かさぶたのようなものが出来、ポロポロと剥がれ落ちたりする症状があります。かゆみには個人差があり、全く痒みを感じない方もいれば、強い痒みを感じる人もいます。
こんな場合はご相談ください
- 痒みのある湿疹
主な症状
皮膚症状
紅斑と呼ばれる皮膚が赤くなり、そして盛り上がり、その表面に銀白色のかさぶたが付着して、フケのようにぽろぽろと剥がれ落ちる症状が起こります。
疾患の原因
体質に関する要因
乾癬の原因についはまだ完全には解明されておりません。正常な皮膚では、表皮細胞が45日のサイクルで新陳代謝を繰り返すに対して、乾癬の患者様の皮膚では、表皮細胞が5日のサイクルでの新陳代謝と非常に短くなり、角化細胞が瘡蓋となっり、剥がれ落ちます。
環境に関する要因
乾癬になりやすい体質にプラスして、精神的ストレスや肥満、高脂血症などの様々な要因が混ざる事で発症すると考えられております。
治療方法
外用療法
ステロイド外用薬により炎症を抑える、また、ビタミンD3外用薬により皮膚の細胞が過剰に作られることを抑えるお薬を処方いたします。
内服療法
PDE４阻害薬という場合によっては免疫にかかわる細胞に存在する酵素の働きを抑え、過剰な炎症を起こす物質の生成を抑えるお薬や、免疫抑制薬という乾癬で過剰に働いている免疫反応を抑えるお薬や、ビタミンA誘導体という皮膚の細胞が過剰に作られることを抑えるお薬を処方いたします。があります。
日常の注意点
生活習慣の改善
乾癬は完治させることは難しいですが、食生活や体重管理、たばこなどの生活習慣の改善で治療効果が出やすい事もある為、日常生活から食事バランスなどを意識していきましょう。