(一番下に虫の写真があります。苦手な方はご注意ください)


夏休みもあと少しですね。今年は新型コロナウイルス感染症対策でレジャーもいつもと少し変えようかなという方も多いと思います。

人混みを避けて山や川といったアウトドアを楽しむ方も多いのではないでしょうか。でも山や川、紫外線は強いです。日焼け止めは2時間おきに塗り直しが必要です。耳も塗り残しをしないようにしましょう。帽子や長袖、長ズボンなどで皮膚を守るのもおすすめです。飲む日焼け止めもダメージを減らしてくれますよ。
 

そして虫です!!つい暑さのため半袖、短パンになりたいところですが、蚊に刺されまくってはれあがってしまったり、中にはマダニの被害にあうかたもいらっしゃいます。

 さて、今日の本題はマダニです。マダニは鹿、猪、野ウサギなどがいるところ(つまり山林や藪です)にいます。植物の葉陰などに隠れていて、人や動物が通ると吸着して吸血します。場所としては脇や股、首、膝の裏などやわらかいところが多いです。マダニの唾液には蚊のように麻酔様物質が含まれるため痛みはなく、2〜3日すると痒みや灼熱感、痛みを感じることがありますが無症状のこともあります。吸血するとマダニの大きさはもともと3〜8mmだったのが10〜20mmにも膨れます。肉眼でしっかり見えます。見た目怖いです。マダニはお腹いっぱいになったらおよそ1週間程度(ときに10日以上)で離れますが、無理にひっぱって取ろうとすると口器が皮膚の中に食い込んでいるためちぎれてしまいます。なのでマダニを見つけたら皮膚科で処置が必要です。

マダニが媒介する病気としてはライム病、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介性脳炎があります。死亡例も報告されています。

今回、患者さんのご好意で臨床写真をこちらに公開させていただけることになりました。血を吸っておなかが膨れています。脚も動いていました。

山に行くときは長袖、長ズボン、首にはタオル、虫除けスプレーも完全ではないですが、有効です。熱中症予防の飲み物と日焼け止めも忘れずにお願いします。

サマンサクリニック