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偏差値30台からの受験勉強

かなり久しぶりに更新です。楽しみにしていらした方、ごめんなさい。

 

サマンサクリニックには、にきびでお悩みの患者さんが多くいらっしゃっています。オトナニキビでお悩みの方も多いですが、中高生の患者さんも多いです。

そこで、今回は随分昔のことで、参考にはならないかもしれませんが、私が受験勉強をした方法について書いてみようと思います。

 

私が医師になろうと決心したのは、なんと高校2年生が終わった春休み、受験まで1年を切ったところでした。しかも私は文系を選択していたので、受験科目である化学を教わっていませんでした。今振り返ってみても無謀な決心です。

 

で、化学は部活(文芸部)の先輩で山口大学の理工学部に進学された方のお古の教科書を譲っていただき、週1回家庭教師に来てもらうことになりました。化学の模擬試験は隣の理数系のクラスに自分の机を運んで出張で受けました。もちろん教わっていない範囲が盛りだくさんなので、最初は本当に偏差値30台でした。

 

文系に進もうと思っていたので、努力すれば確実に点が稼げる社会の暗記に励んでいたのに、それを捨てちゃいました。とは言っても高校を卒業するには、試験で受験科目ではない国語、社会2科目(世界史と日本史)を赤点でなくクリアしなくてはなりません。ただでさえ受験まで時間が足りないのにどうしよう。。。

 

クラスでは毎月席替えのくじがありました。私は毎回一番前の真ん中の席の人に代わってもらうことにしました。授業中に授業内容を全部吸収して、家ではその教科を勉強しなくて済むようにしようと考えたのです。それまでは授業は寝たり、教科書のスミに落書きをして遊んだりしていたのに、全力で先生のおっしゃる内容を頭に入れようとしました。

 

案外この方法が良かったようで、どうにか医学部に滑り込むことができ、今に至ります。高校の先生がとても不思議そうな顔で”・・・受かったっての〜。。。”とおっしゃったのをよく覚えています。

なので、今も講習会に行ったらなるべく前の席に座ることにしています。後ろの席で聞くよりもよく頭に入るんですよ。

 

年末に入って受験勉強も正念場の生徒さんや親御さんが読んでくださっていたら、参考になりましたでしょうか。サマンサクリニックは患者さんの喜びが私たちの喜びです。今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。